神仏霊場100 京都20番



♦周囲の札所♦

相国寺、宝鏡寺大聖寺が近くに。一連のコースは京都霊場巡りのページを御覧ください。

やっぱり神社の雰囲気はいい。住宅街にありながらまるで別世界。そうなると神社の「元締め」たる伊勢神宮はどれほどの雰囲気なんだろう…と期待が高まります。神宮はどのタイミングでお参りしようかな…。

 すると道を挟んで盧山寺、そして紫式部がここで源氏物語を執筆したと書かれた看板が目に入ります。もともとは予定していなかったお寺ですが、源氏物語好きとしては訪れないわけにはいきません。

 非常に静かで、そして手入れの行き届いたきれいなお寺でした。ここに紫式部がいたのかと思うととても不思議な感覚にとらわれます。

 こちらでも御朱印をいただきます。5種類の御朱印がありましたが、御本尊と紫式部の2種類の御朱印をいただくことにしました。

 そして、そこから北上していき、次の相国寺を目指します。盧山寺から15分ほどで相国寺に到着したのですが、実は相国寺の寺務所は平日しか開いていない、つまり御朱印もいただけません…。ただ境内の看板によると、3月24日から6月までの長い期間、特別拝観が実施されるということで、今回は諦めて次の御霊神社に向かいます。

 相国寺から10分程度、住宅街の中を歩いていると、木々の茂みが見えてくると御霊神社に到着です。

 苔生した木や堂々たる本殿、お寺とは雰囲気の違う凛とした空気が漂います。吉田神社でも感じたのですが、同じ霊場でもやっぱり神社とお寺では雰囲気が違う気がします。

 この御霊神社、上御霊神社とも呼ばれます。上があるなら下もある。実は行願寺のすぐとなりに神社があるのですが、そちらは御霊神社、そして京都御所の南(下)にあるということで、下御霊神社といいます。

 社務所にて御朱印をいただき、楼門をくぐり境内の外に出て次の宝鏡寺に向かいます。そして振り返ると石の鳥居越し見える楼門。見とれる美しさです。