唐招提寺から南に15分ほど歩くと薬師寺に到着します。こちらは唐招提寺と対照的に、ド迫力!という感じです。
まずはじめに大講堂の「大」たるその大きさ、そして金堂の迫力に圧倒されます。そしてなにより、薬師寺といえば金堂の前に、東西にそびえ立つ東塔と西塔の2つの五重塔です。五重塔というだけでも迫力があるのに、それが2つも。それほどたくさんのお寺を観てきたわけではないですが、これだけ大掛かりな五重塔が、1つのお寺の境内にあるというのは初めてです。
薬師寺
2011/03/17
薬師寺といえば、公式サイトにも使用されている大池からの眺めが有名です。ということを帰ってから知ったので、その絶好の光景を見ることも撮影もできませんでした。薬師三尊像とともに、再度観に行かねば…。
この東西の五重塔のうち、東塔は薬師寺の伽藍のうち、唯一創建時から現存しているそうです。その他、全体的に新しい、きれいな伽藍ですが、この東塔と東院堂は歴史の重さを感じさせる重厚な伽藍です。
一方、比較的新しい金堂をはじめとする伽藍も鮮やかさで見るものを圧倒します。そして伽藍を囲む回廊もあり、本当に壮大です。
そして薬師寺といえば忘れてならないのは金堂の薬師三尊像です。国宝であり、日本の薬師三尊像の最高傑作の1つといわれているそうです。
ただ、このころはまだ寺巡りを始めたばかりで、どちらかというと写真撮影ができる伽藍の美しさばかりに心が向いていたせいもあり、あまりじっくりと見ておらず、今になってそのことが非常に悔やまれます。惜しいことをした、もっとしっかりと見ておけばよかった…。
御朱印は大講堂でいただけます。こちらは金堂御本尊薬師如来の御朱印です。 豪快かつ優雅な筆使いです。 その他、何種類かの御朱印を同じ大講堂でいただくことができます。
その後、玄奘三蔵院伽藍に。こちらは西遊記で有名な玄奘三蔵の分骨を納め、1991年に建立されたものです。平山郁夫の絵も置かれています。
そして次の西大寺に向かうために、近鉄西ノ京駅に。こちらの駅のプラットフォームには「薬師寺」と書かれた石碑があります。