熊野那智大社の参拝を終えて、隣接する青岸渡寺に向かいます。向かうといっても、本当に隣り合っているので、神門をくぐるとすぐに青岸渡寺の境内です。
まず目に入るのが立派な本堂です。神仏霊場の2番札所であり、西国三十三霊場の1番札所でもある本堂には、ひっきりなしに参拝者が訪れ、本堂内では3人体制で御朱印を受け付けていました。
青岸渡寺
2011/08/03
三重塔と那智の滝の美しさはさすがです。ただ、観光地とても人気のため多くの人がつめかけていますので、人のいない神聖な雰囲気を味わいたいなら、青岸渡寺の宿坊である尊勝院に宿泊し、早朝のお勤めの後に訪れてみるとよいかもしれません。
本堂の前のスペースからは遠く、三重塔と那智の滝を臨むことができます。ここから見ても美しい三重塔と滝の組み合わせにため息が出ます。その三重塔に向かう前に、本堂の近くにある伽藍を回ります。
本堂の直ぐ側には水子堂があり、その先少し石段を登ったところには大黒天をまつった如法堂(大黒堂)があります。
その先、売店などが並ぶ参道を進むと、三重塔があります。 滝との組み合わせは、写真で見たとおりの美しい姿に感動します。三重塔の立地はこの眺めを狙ったものなのか、本当に素晴らしい眺めです。
三重塔は内部を拝観することができ、4階と2階が展望所になっています。なお、内部はエレベーターもあり、上まで楽に登ることができます。展望所から見える滝は木々の緑と相まって、自然の迫力を感じさせられます。
御朱印は本堂内でいただけます。なお三重塔の御朱印は三重塔内では書き置きのものをいただけますが、手書きものは本堂内でお願いすればいただけます。
この日はこのあと、鐘楼脇の山道を進み、妙法山阿弥陀寺に向かいました。