神仏霊場43 大阪2番



♦周囲の札所♦

谷町線沿いに北に15分ほど歩くと生國魂神社に。今宮戎神社も近い。谷町線沿線には大阪天満宮太融寺も。

名前だけはもちろん知っていましたが、訪れたのは初めて。迫力ある伽藍と絶えることない参拝者の活気にあふれた寺院です。

 まずは英霊堂。元々は世界一大きな大梵鐘の釣られていましたが、第二次世界大戦の際に金属ということで接収されてしまい、今では英霊をまつるお堂となっています。また、元三大師堂、大黒堂などが近くに並びます。

 そして毎日6回の礼拝が行われることから名前がつけられた六時堂、その前に石舞台があります。

 中心伽藍のあとは、聖徳太子をまつった太子堂に。聖徳太子ゆかりの寺院ですから、太子様をお参りしないわけにはいきません。太子堂は庭園も美しく、また壁越しに五重塔が見える美しい眺めです。

 御朱印は六時堂の近く納経所でいただきました。四天王寺は新西国三十三箇所、聖徳太子霊跡など数多くの札所となっており、様々な種類の御朱印をいただくことができますが、ひとまずは神仏霊場のみいただきました。

 拝観料を支払い中心伽藍に。五重塔、金堂、講堂など、本当に美しい。雰囲気は薬師寺によく似ています。

 先日参加したシンポジウムで伺った話によると、建立当時、すぐそばまで海があり、中心伽藍はその海に向かってまっすぐに一列に並んでいるといいます。その理由は、海からくる隋の国使らを迫力で圧倒するためなのだとか。確かにド迫力です。