丹波古刹十五ヶ寺霊場 15番


♦アクセス♦

JR山陰本線石原(いさ)駅から徒歩15分

 立派な仁王像のある山門を越えると、石灯籠とあじさいの参道が続きます。ホンアジサイ(いわゆる普通のあじさい)はまだまだ五分咲き、三分咲きといったところですが、ヤマアジサイはちょうど見頃で白い清楚な花を咲かせていました。

 非常に落ち着いた本堂です。本堂内に入ってお参りすることが可能です。この本堂、正面や裏側の格子部分にびっしりとダルマが置かれています。

 本堂の周りには不動堂、八体仏などとともに、裏手にはあじさいが植わっています。山の斜面にもうわっており、少し遠くに青色がかすかに見えます。

 歩くこと約15分、観音寺の駐車場が見えてくると、なんだか騒がしい雰囲気が。檀家さん?と思われる近所の方がたくさん集まり、掃除や雑草抜きをしていました。

 そしてあじさい目的と思われる観光客も何組か。丹波古刹で自分以外、複数の参拝者がいるのは初めてです。さすが関西花の寺1番札所、そして関西最古のあじさい寺です。

 参道の突き当たり、左側の石段の向こうに本堂がありますが、まずは順路に従って右に曲がり、水子観音堂や納経所のある方に進みます。こちらの門の手前では、とても可愛らしいお地蔵様が出迎えてくれます。

 水子観音堂でお参りをした後は、納経所に向かい、御朱印をお願いし、今回で満願となったことをお伝えし、御朱印帳をお渡ししました。

 御朱印帳をパラパラとご覧になり、書置きの御朱印を貼りつけていただき、日付も書いていただきました。そして、成満記念のB4サイズの水墨画(印刷?)をいただきました。霊場巡りで初の満願、嬉しくて達成感でいっぱいでした。

 納経所の辺りには立派な鶏冠の雄鶏1匹と数匹の雌鳥が放し飼いされていました。

 御朱印をいただいた後は、境内の「七観音巡り」です。境内には多数のあじさいの合間に観音像がまつられており、それを巡っていきます。

 この辺りのあじさいもまだまだ満開とはいえませんが、ところどころ鮮やかな青色の花が辺りの緑との対比で際立っています。そしてあじさい鑑賞と観音巡りを終えると、本堂に出ます。

 残念ながらあじさいは見頃にはまだ早かったですが、境内の観音霊場巡りや立派な本堂など、丹波古刹霊場の満願をこのお寺で迎えられてよかったです。いただいた成満記念の水墨画は、一生の宝です(水墨画はこちら)。