丹波古刹13番 長安寺
天寧寺の拝観を終えて、荒河かしの木台駅から徒歩で長安寺に向かいます。
30分ほど歩くと十字路にさしかかり、看板に従いさらに10分ほど歩くと長安寺の拝観受付があります。受付は無人で、拝観料は納経所でお支払い下さいと書かれた紙が貼ってありました。
受付を過ぎると、西国三十三ヶ所の観音像があります。木陰と苔が美しい石畳の道を、観音像に手を合わせながら、ゆっくりと進みます。
長安寺
11/06/14
丹波古刹十五ヶ寺霊場 13番
♦アクセス♦
北近畿タンゴ鉄道宮津線の厚中問屋駅または荒河かしの木台駅から徒歩40分弱
観音像の先には石段があります。左手に曲がると山門があり、まっすぐ進むと庫裡の方につながっています。木漏れ日を受けて緑に輝く苔が本当に綺麗でした。
方丈に向かって左側には小さな池と弁才天堂、薬師堂、観音堂があります。いずれもこじんまりとしたもので、薬師堂、観音堂は最近修復、再建されたのか新しいようです。
そして納経所に戻り、書置きの丹波古刹の御朱印と御朱印帳を受け取ります。無人だったので、わざわざインターホンで呼ぶのもなんなのでお金を置いて失礼しました。
拝観を終えて厚中問屋駅に向かいます。往路とは違う駅ですが、距離はほぼ同じ。ただ、厚中問屋駅と長安寺のコースのほうが、ちょっと分かりづらいと思います。時間的にはそのまま電車に乗り、福知山駅でJRに乗り換えて観音寺に、ということも可能ですが、パラパラと雨が降り始め、さらに激しく降るとの予報で、時間的にも急ぎ足になりそうだったので、この日の観音寺はやめておくことに。この長安寺で14ヶ寺回っており、観音寺で結願となりますので、結願の感動を味わうためにもゆっくり時間を取りたいな、ということで。
ただ、そのまま帰るのも勿体無いので、厚中問屋駅から電車に乗らずそのまま福知山方面に歩き、御霊神社を参拝することにしました。長安寺から福知山駅まで徒歩で1時間程度、十分歩ける距離です。
さて、次はいよいよ結願、観音寺です。
山門をくぐると、「薬師三尊四十九燈の庭」名付けられた美しい庭園、そして右側には非常に立派な方丈、正面には深い緑の山を背景に開山堂が見えます。伽藍も庭園も想像以上に大きな規模で、しばらく見惚れてしまいました。
拝観料を支払っていなかったので、拝観の前に納経所に向かいます。その際に御朱印帳をお預けし、御朱印を書いていただく間に拝観することにしました。
まずは方丈の堂内に入りお参りをしたあと、脇の石段を登り開山堂、大師堂などをお参り。福知山城城主である杉原家次のお墓もあります。
御朱印は天寧寺と同様、丹波古刹と西国薬師霊場の御朱印です。右肩の印以外は、基本的には同じものです。