丹波古刹3番 慧日寺
慧日寺
11/05/08
山門を越えて正面に見えるのが仏殿です。いただいた案内パンフレットによると、県内では稀なほぼ完全な禅宗様式の建物だそうです。そして仏殿と回廊でつながっている茅葺屋根の建物が慧日寺の本堂です。本堂の前の青々とした2本の松と茅葺屋根がとても美しい対比になっています。
この日は谷側駅から霊場巡りを始めましたので、帰りは別の駅に行ってみたいと思い、下滝駅まで歩きました。駅までの道は変わらずのどか。駅について次の電車まで40分ほどあったので、徒歩5分ほどのところにある篠山川に架かる吊り橋を見に行きました。
御朱印は庫裏にある寺務所で頂きました。仏殿を案内してくださった女性も建物の中に戻ってしまっており寺務所は無人でしたので、お金を置いて書置きのものを頂きました。寺務所には丹波古刹十五ヶ寺霊場の専用御朱印帳もありました。
袴腰の立派な鐘楼もあります。またその奥の庫裏も本堂と同様、茅葺の屋根です。
慧日寺では仏殿を拝観することができます。ただ扉は閉まっているので、お寺のどなたかに声をかけないといけません。この日は庫裏の方に女性がいらっしゃいましたので、拝観をお願いしました。
仏殿の中では御本尊の釈迦三尊像を間近で拝観することができます。
仏殿の中では慧日寺にまつわる解説を聞くことができます。何でもこの仏殿はこれまでに三度焼け落ちたそうですが、御本尊は一度も焼けたことがなかったそうで、研究者の方もびっくりしていたそうです。
仏殿を拝観した後、案内してくださった女性にお礼をいい、改めて境内を歩きいます。決して広い境内ではありませんが、仏殿の裏側には池と庭園が整えられ、その奥には涅槃堂があります。
涅槃堂を見終わった後、仏殿に戻ろうと振り返ると、山門越しに境内の外が見えます。山門を境になんだか別世界のような不思議な印象を受けました。
吊り橋自体はそれほど大きいものではなく、また特徴的なものではありませんが、歩くと揺れる吊り橋はやっぱりわくわくします。またこの辺りは川と岩、そして木々の緑が美しい風景をつくっています。
吊り橋から15分ほど歩くと恐竜の化石の発掘現場があります。今回は時間がなく見られませんでしたが、街全体、恐竜を観光資源として一押ししいて、至る所に恐竜をモチーフにしたポスターなどがあります。