丹波古刹4番 常勝寺
京都や奈良の観光地として有名な寺社とは違い、山深い自然の中にある丹波古刹十五ヶ寺ですが、その中でもこの常勝寺は特に静寂な雰囲気に包まれています。
石龕寺参拝の後、谷川駅行きのバスを途中で降り、川沿いを20分ほど歩くと常勝寺の仁王門前に到着します。この仁王門から本堂までは長い石段がまっすぐに伸びています。その参道の両側には木々や花、そしてお地蔵様があり、歩いているだけで自然と心が落ち着きます。
常勝寺
11/05/06
丹波古刹十五ヶ寺霊場 4番
♦アクセス♦
JR福知山線・加古川線の谷川駅から徒歩30分程度。石龕寺参拝後、井原バス停から谷川駅行バスに乗り、途中「谷川下町」で下車すれば、そこから徒歩20分程度で常勝寺に行ける
参道を登り切ると、正面に本堂、左手側に薬師堂、右手側には鐘楼、そして池と鎮守社があります。伽藍はいずれも朱色で、周りの木々の緑と美しいコントラストになっています。
御朱印も無事いただきましたので、仁王門手前のベンチのある広場で弁当を食べて一服して、次の慧日寺に向かいます。
境内は、 雑草が結構生えていたり、枯れ木が落ちていたりで、よく手入れされているとは言えませんが、それが逆に「これぞ山寺」といった雰囲気です。
本堂の天井と柱をつなぐ部分には非常に精巧な龍が彫られています。御本尊の十一面観音像は秘仏のため拝観することはできませんが、33年日度開扉されるとのことなので、次の開扉のタイミングにはぜひ(いつになるのやら…)。
参拝を終えて参道を下ります。
御朱印は参道途中の庫裏でいただけます。扉がしっかりと閉まっていて御朱印はないのかな…と諦めかけましたが、正面のガラス戸に手をかけてみると鍵がかかっておらず、そこに書置きの御朱印がありました。
庫裏の辺りは緑だけでなく花もとても美しかったです。