近江鉄道の多賀大社前駅を降りるとすぐ、大きな鳥居が目に入ります。この鳥居をくぐり、10分ほど歩くと多賀大社に到着します。参道には食べ物やお土産を売るお店もあり、多くの人がつめかけ賑わいを見せています。
10分ほど歩くと太鼓橋、そしてその奥にはご神門があります。この太鼓橋、かなりの反り具合で、下りるのはなかなか危なっかしいですが、子どもたちが楽しそうに登ったり降りたりしていました。
ご神門をくぐると正面に拝殿が見えます。
多賀大社
2011/05/06
昔から、「お伊勢参らばお多賀へ参れ お伊勢お多賀の子でござる」と謡われていますが、これは神宮の天照大御神が、多賀大社にまつられている伊弉諾と伊邪那美の子どもであるということで、伊勢とともにお多賀さん参りも盛んでした。現在、改めて神仏霊場巡拝の道という巡礼コースにこの2つの神社がともに参加しているというのも感慨深いものです。
多賀大社の境内は非常に広く、その中にたくさんの摂社、末社があります。詳しくは公式サイトをご覧ください。写真は年神神社そして金咲稲荷神社につながる鳥居です。
摂社、末社のあるあたりは緑も多く、心休まります。
御朱印をいただき、来た道を戻り駅に向かいます。
途中、真如寺というお寺に寄りました。ちょうど御本尊と地獄絵図の特別公開の時期ということで、拝観をお願いすると住職の方が解説をしながら色々と解説をしてくださいました。御本尊は元々多賀大社にあったもので、明治期の廃仏毀釈の際に打ち捨てられたものが、この寺院に運ばれてきたそうです。
非常に大きな堂々たる拝殿です。その拝殿から垣間見える本殿も非常に趣があり、また凛とした雰囲気を漂わせています。本殿のお参りを済ませた後、境内の摂社、末社を回ります。
参拝した日はちょうど奥書院庭園が公開されていました。
金箔の美しい襖絵とよく手入れされた庭園があります。この奥書院は江戸中期に建てられた多賀大社の中でも最も古い建物だそうです。しばらくゆっくりと庭を眺めたあと授与所で御朱印をいただきます。神社の御朱印らしい、シンプルかつ優雅な墨書きです。