金剛輪寺からシャトルバスに乗り約20分、百済寺に到着します。読みは「ひゃくさいじ」です(奈良や大阪に「くだらでら」と読む寺院もあります)。聖徳太子が開基と伝えられる近江随一の古刹です。
表門をくぐり拝観受付に向かいます。ここで脇の方に進むと庭園本坊ですが、まずは本堂に向かうことにし参道を進みます。
湖東三山ではおなじみの石畳の参道を進みます。青紅葉やまっすぐ伸びた杉の凛とした雰囲気に、ミツマタの花が華やかさを加えてくれています。
しばらく歩くと、大きなわらじが吊るされた仁王門に到着します。
百済寺
2011/05/14
伽藍の規模や数では西明寺、金剛輪寺には及びませんが、杉の木や石垣などせいか最も山寺らしい雰囲気があるように感じました。本堂への参道はいくつかのコースがありますので、時間をかけて山寺の雰囲気を楽しむのもいいかもしれません。
参拝を終えて、拝観受付の辺りに戻り、庭園に入ります。
ここは庭園自体の美しさはもちろんですが、小高い丘のようになっている部分があり、そこからの眺めも必見です。縁側に座ってゆっくりしたり、鯉に餌をやることもできます。
御朱印は拝観前に御朱印帳を預けて帰りに受け取ります。表門の所に御朱印はこちらと案内が出ています。
仁王門を超えて見えてくる風景は非常に荘厳です。なだらかに続く石段、城壁のような石垣、そしてその向こうに見える堂々たる本堂。五木寛之氏もこの眺めを絶賛したそうです。
本堂自体は大きなものではありませんがとても美しいです。公式サイトでは、「均整のとれた建造物」と説明されていますが、まさにそのとおりです。