高速鉄道長田駅から商店街を10分弱歩くと長田神社の鳥居が見えてきます。鳥居をくぐり境内に入ると、鳩がたくさんいる公園のような広場があり、親子連れや近所の子どもたちが遊んでいました。
そして立派な神門の向こうに社殿があります。神功皇后摂政元年(201年)に建立されたという、歴史ある兵庫県を代表する神社です。阪神大震災で大きな被害を受けましたが、地元の厚い信仰に支えられ無事再建されたといいます。
長田神社
2011/04/19
生田神社と同様、この長田神社も阪神大震災の被害を受けました。参集殿は臨時の避難所として、境内は炊き出しの拠点となっていたそうです。今や震災の爪あとを感じさせられることはありません。
神門や社殿の朱色は、鮮やかですが多少色落ちしているようで、それが逆に趣があります。
その社殿の裏側には摂社である楠宮稲荷社があります。
御朱印は社務所でいただけます。御朱印には「古式 追儺式神事」と書かれています。追儺(ついな)とは、古来より毎年大晦日に行われた宮中の行事で、現在の節分の豆まきの起源だといいます。
楠宮稲荷社の周りはぐるっと歩けるようになっています。その天井には提灯がズラッと掛けられています。天井自体がそれほど高くないため、提灯にぶら下がったボンボンの部分が頭に当たります。
訪れたのは昼間だったのですが、薄暗いと趣というか、独特に雰囲気を醸し出しそうです。