芸能人の結婚式が行われ、「縁結びの神様」として、全国的に知名度が高まった生田神社。兵庫県一の繁華街JR三ノ宮から徒歩10分弱という地の利の良さもあってか、老若男女、本当に多くの参拝客で賑わっていました。
朱塗りの大きな鳥居を越えると、これまた鮮やかな朱色の本殿が見えてきます。ご存知のとおり、生田神社は阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けました。倒壊した阪神高速道路、ぐしゃりと潰れた三宮のビル群、火の手の上がる長田地区などと並び、震災の被害の大きさのひとつの象徴として記憶されている方も少なくないのではないでしょうか。それが今、これだけ立派に再建されています。周りにも震災の傷跡は見受けられません。
震災の記憶を忘れることはできない。しかし、このように立派に再建された生田神社、そして三宮の町並みを見ていると、人間の底力のようなものを感じます。捨てたもんじゃありません。
生田神社
2011/02/13
大阪駅から徒歩圏内の太融寺と並ぶ都心に近い交通の利便性のいい霊場です。信仰の地としてだけでなく、震災復興の象徴としても、機会あるたびに訪れたい場所です。
御朱印は本殿手前の社務所でいただけます。大きな看板で「神仏霊場巡拝の道 御朱印はこちら」と案内されているのですぐに分かります。社務所に入ると、受付の電話をとって御朱印をお願いしたい旨を伝えると事務員風の女性が取りに来てくださいますので、しばらくの間、座って待ちます。
本堂の裏側には、「生田の森」という森があります。決して広い森ではありませんが、都心の喧騒から隔離されたオアシスとなっています。ベンチなども用意されていますので、ゆっくりくつろいでみるのもいいかもしれません。
御朱印にもしっかりと「縁むすびの神」と書かれています。ここで結婚式を挙げた、多分一番有名なカップルは数年で離婚してしましましたが、それでも「縁むすび」にあやかりたい人は後を絶たないようです。
この日は、この後、JR神戸線で垂水駅に向い、海神社に向かいました。