JR西宮駅からバスに乗って10分程度、バス停から看板の案内に従い歩くと、綺麗に整備された参道にたどり着きます。ここが兵庫で唯一の旧官幣大社、つまり兵庫で最も格の高い神社の廣田神社です。
参道を歩くと、雅楽が聞こえてきます。「結婚式やってるのかな？」と思ったら、そうではなくスピーカーから流れていました。音楽も相まって、境内は荘厳な雰囲気が漂っています。
そして本殿。さすが兵庫一の古大社。下から見上げると、圧倒的な存在感を放っていました。
廣田神社
2011/03/06
神社の境内で雅楽が流れる、ありそうでなかったシチュエーションを今回はじめて経験できました。さすがに厳かな気持ちになります。
廣田神社はその格だけでなく、勝運の神として、阪神タイガースが毎年必勝祈願を行なっていることでもよく知られています。授与所では「タイガース絵馬」というのも販売されていました。お宮参りの参拝客も後を絶たず、地元の方々から信仰と親しみを集めていることがよく分かります。
所在地の西宮市の西宮という地名も、この廣田神社に由来があるそうです。境内の由来書によると、京に住む貴族たちがこの廣田神社を「今日の西に鎮座するお宮」ということで西宮といっていたそうで、それが地名となりました。寺社巡りをしているとこうした身近な地名などにまつわる知識が増えていくのも楽しいです。
御朱印は本殿横の授与所でいただけます。ご覧のとおり、神道の神の中でも特別な存在といえる天照大御神と記載されています。神社でいただく御朱印で、神社名ではなくお祭りする神様の名前を書かれることってあまりないような気がするのですが、どうなんでしょうか。
この後は阪神西宮駅までバスに乗り西宮神社に向かいます。
