神仏霊場を巡り始めて4ヶ月目にして、初めて滋賀県にいってみることに。さて、どこにしようか?と迷いましたが、ちょうど京都、奈良以外のお寺用の御朱印帳が欲しかったので、最初は石山寺に決めました。御朱印を集めている方には有名なちりめんの御朱印帳です。
最寄り駅の京阪石山寺駅は大阪からも1時間ちょっと。意外と近いです。駅を降りて10分ほど歩くと、見事な東大門が見えてきます。そこからまっすぐと伸びる参道の両脇には桜の木が植わっています。満開になったら壮観でしょう。
そして参道を進み、受付を過ぎると右に曲がる石段があります。石段を上がると、毘沙門堂や蓮如堂といった伽藍があります。
石山寺
2011/03/27
とにかく広い!中心的な伽藍は本堂の近くに集まっていますが、美しい花や緑を満喫するためにもぜひ、境内を一周したいところ。が、広さに加え、室生寺のようにある程度一直線の道というわけでなく、色んな細い脇道があって、途中、今自分がどこにいるのかよく分からなくなってしまいました…。
追加の拝観料を支払って正堂の中に(通常は礼堂からお参りする)。朝一番だったので、他に誰もおらず静かにお参りすることができました。
この本堂の中で目当ての御朱印帳を購入。その後、同じく本堂内の納経所で御朱印を頂きました。
大満足の拝観を終え、次は建部大社に向かいます。
こちらの本堂は正堂と礼堂からなる懸造です。室生寺や長谷寺など、懸造の本堂を続けてみてきましたが、やっぱり独特の美しさがあります。
この後は境内を散策。まさに「緑のじゅうたん」といった感じの苔や、見頃を迎えた梅やカンザクラなど初春の花を満喫しました。
こうした伽藍も歴史を感じさせるのですが、それ以上に一段高いところにある多宝塔の美しさに目を奪われます。
多宝塔の前にあるのは珪灰石と呼ばれており、このような形は非常に珍しく天然記念物に指定されおり、石山寺という名前はこの岩に由来するといいます。多宝塔はあとでゆっくり見るとして、まずは本堂でお参りします。
鮮やかな御朱印には多宝塔と紫式部の石像が描かれています。公式サイトによると、紫式部はこの石山寺にこもって源氏物語の着想を得たということです。御朱印に描かれている石像のほか、本堂の正堂と礼堂をつなぐ合の間の部分にも紫式部の人形が置かれています。
本堂をお参りしたあとは多宝塔に向かいます。近くから見てもやっぱり美しい!そして多宝塔の辺りから下を見下ろすと、瀬田川、そして琵琶湖が望める絶景です。