丹波古刹十五ヶ寺霊場 8番


♦アクセス♦

JR福知山線柏原駅または石生駅から佐治行または大名草行バスで「香良口」で下車し徒歩30分。なお、時間帯によって経由が異なるため、香良口を経由するか確認が必要。

 御朱印は岩瀧寺境内の方丈でいただきました。無人でガラス窓も閉まっていましたが、鍵はあいており、丹波古刹と「弘法大師御作」の印が押された御朱印をいただきました。いずれも書き置きで、墨書きは同じものです。

 岩瀧寺参拝の後、香良口バス停からの駅に向かうバスまで2時間ほど時間が空いていたので、4キロほど歩いて円通寺に向かいました。

 短い石段を進むと小ぶりながら立派な、細部まで凝った作りの山門があります。山門をくぐると、さらに小ぶりな茅葺きの本堂があります。

 岩瀧寺の前にお参りした高源寺が規模の大きな寺院だったため、比べると余計にこじんまりとしているという印象です。しかし落ち着いたお堂です。長時間歩き続けたので、境内のベンチに座ってお堂を眺めながらしばらく休憩。

 境内のすぐ脇には根元は1つ、そこから二股に別れた「夫婦杉」があります。まっすぐ伸びた立派な杉の木です。

 さらに小川沿いの山道を5分ほど進むと独鈷の滝に到着します。

 本堂の奥には庚申堂などの伽藍があります。いずれも古く趣があります。青々とした木々との組み合わせが非常に美しいです。さらにその奥には四国八十八カ寺本仏堂があります。詳しくは知りませんが、お砂踏みのように一箇所で霊場巡りと同じ御利益が得られるというものでしょう。

 お参りを済ませて、境内を出てさらに奥の独鈷の滝に向かいます。

 落差は約18メートル、水量も豊かです。木陰ということもあり、風が涼しく、まさにマイナスイオンがいっぱい、という感じです。

 そこから少々急な石段を登ると、弘法大師が岩窟に彫ったという浅山不動尊が祭られています。奥を覗いてみましたが、真っ暗で中の不動尊は見えませんでした。

 さらにその奥には不二の滝があります。