丹波古刹十五ヶ寺霊場 9番


♦アクセス♦

JR福知山線柏原駅または石生駅から大名草行バスで「桧倉」で下車し徒歩10分。乗車時間は50分程度。なお、バスは土日祝日1日1本のため、帰りは桧倉から徒歩30分ほど離れた「佐治」バス停も利用。

 そしてそんな中、気になってしまったのがオリジナルの御朱印帳です。お値段は2,200円。有名寺社のものに比べてもちょっと割高です(1,000〜1,500円が一般的)。それもそのはず、本物の青と赤のもみじが挟み込まれています。

 そして、丹波古刹の書置きの御朱印に加え、購入したオリジナル御朱印帳に、御朱印を頂きました。丹波古刹で書置き以外の御朱印をいただいたのは初めてです。もちろん丹波古刹の御朱印帳もありました。

 多宝塔の初層の大日如来像に手を合わせて、ひと通りの参拝を終えて下山します。

 そして山門のそばにお地蔵さまのがあるのに気づきました。ちょっととぼけた優しいお顔のお地蔵様です。

 高源寺参拝の最寄りのバス停は桧倉ですが、柏原駅・石生駅から桧倉を通るバスはなんと1日1本。しかも、行きは柏原駅9時5分発桧倉9時53分着のバスで来ましたが、逆に駅に向かうバスは桧倉を10時9分に出ますので、到底乗ることができません。30分ほど歩いたところにある佐治バス停からなら13時57分発のバスがあるので、高源寺はゆっくり時間をかけて拝観、または裏の山歩きなどを楽しんでからバスに乗るのが良いと思います。

 しかし、今回は駅に戻るのではなく、岩瀧寺に行くためバスは利用せず、岩瀧寺までの約12キロを歩くことにしました。

 山門を越えて正面にあるのは仏殿です。こじんまりと趣きのある伽藍です。近くには池とそこに注ぐ小さな滝があり、その音を聞きながら御本尊に手を合わせます。

 その池は心の形をしていることから、「心字池」と呼ばれています。

 仏殿から少し急な石段、または心字池の方のなだらかな石段をのぼり、住職の住まいである方丈に向かいます。

 この高源寺では、事前に予約すると精進料理をいただくことができますが、料理が振舞われるのがこの方丈です。

 中心的な伽藍である仏殿に比べても、この方丈は非常に大きく、仏像も置かれています。

 また、方丈の向かって左手側には納経所があり、御朱印だけでなく、「関西花の寺二十五霊場」のガイドブックなど、色々なものが販売されています。

 そして方丈向かって右手側には多宝塔があります。多宝塔というと、今まで見てきたものはだいたい2層構造だったと思いますが、こちらは3層です。三重塔とどう違うのでしょうか。まあ遠目から見ても、なんとなく胴回りがどっしりとしているような気はします。

 間近で見ても、少し離れて木々の合間から見ても、本当に美しいです。