神仏霊場93 京都13番



♦周囲の札所♦

徒歩15分ほどで平野神社に、そのすぐ近くに北野天満宮が。仁和寺にも徒歩30分ほど

さすが京都随一の観光名所、多くの観光客、特に外国の方や修学旅行生が目立ちました。晴れた日の眺めも素晴らしいですが、是非一度は白と金のコントラストが美しい雪の日に訪れてみたいと思います。

 遠くから見ていると、金に輝く部分のみが目に入り、2層の建物のように見えますが、参道を進み、側面、裏側から見上げてみると、3層であることがよく分かります。初層には金箔ははられておらず、木の色と白いフスマが際立ちます。

 方丈を見学した後は、拝観料を支払い舎利殿(金閣)に向かいます。縦20センチほどの大きなお札が入山券の代わりになっています。

 そして少し歩くと、金閣が現れます。思った以上に小ぶりだな、というのが第一印象です。しかし、その豊かな緑を背景に、水面に映る息を飲むような美しさは本やテレビで見ているのと同じ、またはそれ以上です。もう見事のひとこと。まずは正面からじっくりと眺めます。

 金閣から緑の美しい日本庭園を歩きます。途中、小さな滝があったり、高台から金閣を見下ろすことができる場所があります。

 そしてその先には金閣寺で最も古く、弘法大師作と伝えられる石不動明王まつる不動堂があります。金閣寺は「寺」であって、ただの庭園や観光スポットではないことを改めて感じます。

 不動堂のすぐ脇に納経所があり、御朱印をいただくことができます。そしてどうしても欲しかった金閣寺の御朱印帳を購入しました。写真では伝わりづらいのですが、金色の部分は光り輝いており、表紙は他の御朱印帳ではあまりない厚みのあるタイプです。御朱印帳には舎利殿の御朱印がすでに書きこまれており、当日の日付を記入していただきます。値段は御朱印代込みで1,800円です。

 神仏霊場の御朱印は舎利殿のもので、その他に「石不動尊」の御朱印もいただくことができます。豪快な筆さばきです。

 御朱印もいただき金閣寺を後にし、木辻通を進み、石庭で有名な龍安寺、そしてその先にある神仏霊場の札所である仁和寺を目指します。途中、いくつかのお店もありますので、腹ごしらえをしておくのもいいと思います。