須磨といえば、海水浴場として、また源氏物語で光源氏が流された場所としてもよく知られています。そして、源平一ノ谷合戦の舞台でもあります。山陽須磨寺駅から商店街を5分ほど歩くと到着する須磨寺は、源平の名所として知られています。
参道を進むといくつかの塔頭や仁王門があり、また源平合戦を再現した「源平の庭」があります。平敦盛と熊谷直実の一騎打ちの場面を再現したものです。
そしてさらに進み、短い石段を登ると本堂が見えてきます。
須磨寺
2011/04/14
参道の商店街など、お寺を中心に栄えていた街、という感じです。神戸からも遠くなく、今では住宅街となっていますが、境内は活気とともに、落ち着きを感じさせる素敵な空間です。
本堂自体はそれほど大規模なものではありませんが、どっしりとした構えです。そして本堂の右手側には護摩堂があります。ちょうど、お坊さまが読経されていました。そして左手側には大師堂があります。
大師堂のさらに奥には三重塔があります。三重塔の敷地内には八十八ヶ所巡りのお砂踏みがあります。またそのすぐ近くには平敦盛の首塚があります。なお、胴体は須磨浦公園に葬られているそうです。
ここまでは普通のお寺、という感じですが、須磨寺は「おもろい寺」ともいわれており、境内には色々とユニークなものがあります。例えば…
非常に可愛い「わらべじぞう」、甲羅の上に七福神を乗せた亀は、七福神を回しながら拝みます。なお、亀の上に乗るのはオッケーだそうです(七福神は失礼なので乗るのは禁止)。
また「ぶじかえる」は飛び出た目と首が回ります。借金で困っている人は首を回すといいそうです。そのほか「おもろい」は公式サイトで紹介されています。
御朱印は本堂すぐ近くの寺務所でいただきました。
帰りの参道にも、とても可愛いお地蔵様?があるのを見つけました。