大阪の神社といえば真っ先に思い浮かぶのがこの住吉大社です。親しみを込めて「すみよしさん」と呼ばれています。境内に入ると、木々が生い茂り町中とは思えない静けさ。そして、かなりの傾斜のある反橋(または太鼓橋)を越えると鳥居、そして石灯籠が見えます。
住吉大社には、手前から第三、第四の本殿、その奥に第二、一番奥に第一本宮があります。この4つの本宮を合わせてご本殿というようです。
住吉大社
2011/03/25
最近のパワースポットブームで、「大阪一のパワースポット」ともいわれ人気が集まっているそうです。また日本回帰の流れなのか、神前式も増えているのか、神社を巡っているとよく結婚式に遭遇します。この日も白無垢姿を拝見しました。
第三から第一本宮まで一直線に南を向いています。加えて第四本宮が第三本宮の真横にある、今まで見たことのない配置だなと思ったら、公式サイトによると日本で唯一なのだそうです。
御朱印は第三本宮横にある授与所の隣のお札を売っているところでいただけました。行ったのが1月だったので初詣の続きで特別に設営されていたのか、プレハブっぽいところです。
この御朱印、お寺のもののように読めないほどの達筆というわけではないのですが、シンプルな印と凛とした筆使いがお気に入りです。ただ、「住」がどうしても「注」と読めてしまうんですよね…。
無事御朱印もいただき、次の阿部野神社に向かいます。
いずれも国宝に指定されているだけあり、見ごたえたっぷり。しっかりと手を合わせて参拝しました。
またこの本殿以外にも、境内には、 商売繁盛で有名な「はったつさん」 などたくさんの摂社、末社があります。また、心願成就で有名な「五所御前」は第一本宮の隣にあります。多くの人がかがみこんで「五・大・力」の石を探していました。
末社のひとつ楠くん社(「くん」は「王へんに君)は、その漢字からも分かるように楠にゆかり、すぐそばに樹齢1,000年を越える楠があります。法楽寺の楠を越える大阪で最古のものです。もともと楠に対する信仰があり、樹の根元にお社が立てられたそうです。また樹齢800年、二股の幹が寄り添っている姿から夫婦楠と呼ばれる木もあります。