丹波古刹12番 清薗寺
記念すべき丹波古刹十五ヶ寺霊場の最初は霊場会の事務局が置かれている清薗寺(せいおんじ)です。
午前中に訪問した神仏霊場巡拝の道の札所である播州清水寺から最寄り駅の丹波竹田駅まで乗り換えなしの30分程度だったこと、事務局ということで御朱印帳も置いてあるだろうということで選びました。
駅を降りて車道沿いを10分ほど歩くと看板があり、総門が見えます。この総門は元々は朱塗りだったそうで、通称赤門といいます。その総門を進むと石段と仁王門があります。
清薗寺
11/04/26
丹波古刹十五ヶ寺霊場 12番
♦アクセス♦
JR福知山線の丹波竹田駅から徒歩15分。比較的広い車道沿いを歩くと看板が見えてくる。
11番の石像寺は丹波竹田駅から徒歩20分程度なので、40分弱歩けば2ヶ所を回れます。
この仁王門と新緑の緑の組み合わせが本当に美しい!ため息が出るほどの美しさにしばし見とれ、さらに歩を進めると、南北朝時代に作られたという石灯籠と薬師堂があります。この薬師堂が本堂です。
この清薗寺は少し不思議な(珍しい)作りになっていて、この薬師堂がる場所と普通の生活道で分断されたところに別の伽藍があります。
この伽藍は普通の農村民家といった雰囲気です。公式サイトにも情報はなく、寺院の建築に詳しくないのでよく分からないのですが、僧侶が生活する庫裏でしょうか。その前にはきれいな枯山水の庭園が整えられています。手入れが行き届いており、また周りののどかな景色と合わせて心が落ち着きます。
そして境内にはなぜか大きなトトロの石像があります。何か関連があるのでしょうか。
ひと通り参拝も終えたので御朱印帳と御朱印をいただこうと思いましたが、全く人の気配がしない。インターホンには「留守にしてます。お軸のかたはご自分で押してください」と書かれた紙が貼ってありました。いま留守だから、というよりも基本留守なのでずっと張っているという感じです。
残念、御朱印帳は購入できないのか、とりあえず手持ちの御朱印帳に印だけおそうか、と思い、縁側に置いてある風呂敷が被された台を見てみると、印と朱肉、そして御朱印帳と書置きの御朱印がおいてありました。
丹波古刹十五ヶ寺霊場の専用御朱印帳についてはこちらをご覧ください。基本手書きではなく、書置きの御朱印を貼りつけて、自分で日付を書き込むタイプのようです。
いつもの癖で日付をボールペンで数字で書いてしましました。筆ペンで書いてもどうせきれいな字は書けないにしろ、漢数字で書いておけばよかった…。
新しい霊場巡りの最初を心落ち着く、素敵なお寺から始められ大満足のまま、次の札所である石像寺に向かいます。