西国三十三所霊場
西国三十三所霊場は、日本で最も古い霊場巡礼です。718年に長谷寺の開基である徳道上人により開創されたものの当時は浸透することはなく、約270年後に花山法皇により再興されたとされています。詳しくは公式サイトをご覧ください。
札所は第1番の和歌山那智の青岸渡寺から、33番の華厳寺までと3つの番外を含む36ヶ所からなり、地理的には関西一円と岐阜県にまたがります。昔はそのすべてを回るのは大変な苦労であったと想像されますが、交通機関が発達した現在では時間があれば比較的簡単に巡ることができます(一部、上醍醐准胝堂や施福寺のような難所もあります)。また個人ではなくバスツアーとして回る方も多いようです。
京都や奈良では、札所周辺に観光地としても著名な寺社も多くありますので、気軽に、巡礼の第一歩として巡り始めるのにはぴったりだと言えます。
札所一覧
参拝済みの寺院は寺院名をクリックしていただくと、アクセスなど基本情報を御覧いただけます。なお、神仏霊場の札所を兼ねている寺院については、神仏霊場の札所として参拝記を作成しています。
第1番那智山 青岸渡寺
第2番紀三井山 金剛宝寺(紀三井寺)
第3番風猛山 粉河寺
第4番槇尾山 施福寺
第5番紫雲山 葛井寺
第6番壷坂山 南法華寺(壷阪寺)
第7番東光山 龍蓋寺(岡寺)
番外豊山 法起院
第8番豊山 長谷寺
第9番 興福寺南円堂
第10番明星山 三室戸寺
第11番深雪山 上醍醐准胝堂
第12番岩間山 正法寺(岩間寺)
第13番石光山 石山寺
第14番長等山 園城寺(三井寺)観音堂
番外華頂山 元慶寺
第15番新那智山 観音寺(今熊野観音寺)
第16番音羽山 清水寺
第17番補陀落山 六波羅蜜寺
第18番紫雲山 頂法寺(六角堂)
第19番霊ゆう山 行願寺(革堂)
第20番西山 善峯寺
第21番菩提山 穴太寺
第22番補陀落山 総持寺
第23番応頂山 勝尾寺
第24番紫雲山 中山寺
番外東光山 花山院菩提寺
第25番御嶽山 清水寺
第26番法華山 一乗寺
第27番書写山 圓教寺
第28番成相山 成相寺
第29番青葉山 松尾寺
第30番厳光山 宝厳寺
第31番姨綺耶山 長命寺
第32番繖山 観音正寺
第33番谷汲山 華厳寺
授与品
♦ 御朱印帳
何種類かの専用御朱印帳があります。僕が使用している御朱印帳は下記の通り、表紙は紺地に金色の刺繍があるものです。見開きで右側に寺院名と簡単な解説、左側に御朱印をいただく形で、番外も含め両面を使用します。御朱印、御朱印帳についてはこちらもご覧ください。
その他、軸やおいづる、袈裟など様々な授与品があります。白装束で巡拝されている方も少なくありませんが、ひとまずは御朱印帳があれば大丈夫です。