大阪阿部野橋駅から40分程度、近鉄奈良駅の橿原神宮前駅を降りて10分ほど歩くと、橿原神宮に到着します。
橿原神宮は初代天皇といわれる神武天皇を祭った神社です。創建は明治時代、地元民等の「神武天皇の誕生したこ地に神社を立ててほしい」との請願を受け、明治天皇が創建しました。比較的新しい神社ですが、近代国家として歩みだした明治政府がその威信をかけただけあり、非常に立派な神社です。
橿原神宮
2011/08/27
神仏霊場33 奈良20番
♦周囲の札所♦
橿原神宮前駅から近鉄大阪線で桜井駅に。そこから徒歩、またはバスで安倍文殊院に。また、近鉄大阪線で当麻寺駅で下車し徒歩15分で當麻寺に
とにかく広大、立派な神社です。創建の時期も近いこともあり、明治神宮に似た雰囲気がありました。深田池周辺などのんびりとくつろげる場所もあり、大阪からの交通の便もいいので、ブラっと出かけ対神社です。
まず見えてくるのは立派な第一鳥居。そこから玉砂利が敷き詰められ、石灯籠が並ぶ参道を進み、第二鳥居をくぐると、右側に南神門が見えてきます。
参拝を終えて、授与所で御朱印をいただきます。日付は元号とともに紀元でも書かれています。
御朱印をいただいた後、改めて境内を歩きます。とにかく広大、そして荘厳な雰囲気を漂わせています。境内にはベンチが並んでいる休憩スペースもありますので、ゆっくりと境内の雰囲気を満喫するのがおすすめです。
少し休憩した後、南神門を出てすぐ近くにある深田池に向かいます。非常に大きな池で、子ども連れやジョギングをしている人などで賑わっていました。向こうに見える山々とともに、美しい風景をつくりだしています。
深田池の側には、 鬱蒼と木々の生い茂る中に橿原神宮の末社の稲荷社とがあります。ぜひ、忘れず参拝してください。
以前、夕方に訪れた時の写真です。深田池向こうの山に今まさに沈もうとする夕日が、水面に写り込んで非常に美しかったです。
南神門をくぐると、綺麗に掃き清められた境内が広がります。とにかく広い!そして早朝から訪れたということもあり、境内にはほとんど人がおらず、その清らかさをより一層感じることができます。
玉砂利を踏みしめながら拝殿に向かいます。橿原神宮は、外拝殿と内拝殿、さらにその奥に本殿があります。参拝は外拝殿からになります。
ぐるりと回廊が連なる外拝殿はとにかく立派、荘厳です。そしてその外拝殿から見える内拝殿も非常に優雅で美しいです。
本殿は内拝殿の奥にあり、その全景を見ることはできません。内拝殿の上から少し見えるのが本殿の屋根の部分でしょうか。
またこの深田池側のベンチには野良猫が住み着いているようで、いつ来ても人を怖がることなく、自由気ままな振る舞いを見せてくれます。この日はベンチでぐっすりと眠っていました。全然動かないので、もしかして死んでる?と思ったのですが、近づくとお腹が上下していた安心しました。カメラを近づけても、鼻の頭触っても起きる気配なし、本当に熟睡していました。
また夕日の頃の深田池も非常に美しいです。