籠神社
2011/06/23
やはり神社は凛とした神聖な雰囲気が漂います。元伊勢でこの雰囲気なんだから、伊勢神宮は一体どんな雰囲気なんだろう…。早めにゆっくりと時間をかけて訪問しようと思います。
鳥居を越えると立派な神門があり、その両側には国の重要文化財である狛犬があります。狛犬に屋根が架されているは珍しいのではないでしょうか。
最寄り駅は北近畿タンゴ鉄道の天橋立駅。そこから徒歩5分の船着場から観光船で12分、そこから徒歩5分程度というコースが一般的ですが、時間に余裕があるのなら駅から船に乗らず天橋立を歩くのがおすすめ。駅からでも1時間弱、傾斜があるわけではないので、美しい松並木を楽しみながら歩くことができます。天下の名勝、天橋立が参道というのもなんとも贅沢です。
天橋立を渡りきり、5分ほど歩くと石鳥居が見えてきます。鳥居自体はそれほど大きくなく、よく見かけるタイプのものです。参道の両側には松の木、石灯籠などがあり、鳥居の手前で小さく反っています。短いなりにも美しい参道です。参道の終わりにはさざれ石があります。そういえば、皇大神社にもさざれ石がありました。元伊勢には欠かせないものなのでしょうか?
決して広い境内ではありませんが、 本殿の周りには摂末社が、そして美しい「お生まれの庭」があります。
御朱印は拝殿左側の授与所でいただけます。印には、「内宮元宮」「籠宮大社」「神蹟天橋立」「眞名井神社(籠神社の奥社)」「外宮元宮」と書かれた印が押されています。シンプルに社名のみが多い神社の印としては珍しく、たくさんの文字が詰め込まれています。
境内を本殿向かって左側に進むと、西国三十三所の札所でもある成相寺に向かうケーブルカーの駅の方に出ます。天橋立の股のぞきの名所である傘松公園と合わせて、ぜひぜひ訪問したいところです。
神門をくぐると茅の輪があります。茅の輪くぐりの後、拝殿でお参りをします。元伊勢というだけのことはあり、この拝殿は伊勢神宮に非常によく似ています。
また、その奥の本殿には伊勢神宮とこの籠神社にしか認められていないという五色の座玉(すえたま)があります。それだけ籠神社の格式が高いということです。
僕はケーブルカーは使わず、徒歩で成相寺を目指すことにしました。