阪急京都線総持寺駅を降りて10分弱歩くと総持寺に到着します。
西国三十三ヶ所の札所として、また包丁のみ、手を触れることなく魚を活け造りにする包丁式でも有名なお寺です。
まずは山門に迎えられます。山門の金剛力士像の多くは、保護のためかネットのようなものが掛けられていることが多いのですが、この総持寺ではそうしたものがなく直接力士像を眺めることができます。いやいや、すごい迫力です。この山門に僕の名前の千社札が貼ってあったので、写真にとって携帯の待ち受けにしています。
そして山門をくぐると、本堂が見えるのですが、入ってすぐ右手側にはガチャガチャがありました。ミスマッチなようでいてなんとなくぴったりな気もします。
総持寺
2011/04/09
神仏霊場63 大阪22番
♦周囲の札所♦
阪急京都線の総持寺駅から高槻駅まで行き、徒歩でJR高槻駅に出れば、バスで神峯山寺に。また水無瀬駅まで行けば、徒歩10分程度で水無瀬神宮に。
ガチャガチャだけでなく、自動で水が出る手水など、歴史ある寺院には場違い風なものがなぜか意外とお寺の雰囲気とマッチしていました。駅からも近くブラっと訪れたいお寺のひとつです。
まずは本堂でお参りをします。ものすごく歴史があるという感じではありませんが、落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとお参りをすることができました。
この総持寺には本堂のほか、多くの伽藍があるのですがこの本堂以外は比較的新しいようです。
本堂の前にある鐘楼、自由に鐘をつくことができるようで、子ども連れの方がついていました。弘法大師を開祖と仰ぐ真言宗の寺院には欠かせない大師堂ももちろんあります。
観音堂には新しく立派な子育て観音が。こちらはお寺を巡ってぼけを封じようという、ぼけ封じの霊場巡りの札所ともなっている
住宅街の中にあり、境内はそれほどいろいわけではありませんが、池とその周りの庭園、鎮守社などもあり、ちょっと休むのにぴったりなベンチも。京都の有名寺院のような、いわゆる観光地という訳ではありませんが、西国三十三ヶ所巡りで訪れる人は少なくありませんし、なにより地元の憩いの場になっているようです。
御朱印は本殿向かって右手側にある寺務所でいただけます。こちらの寺務所は自動ドアのついたコンクリートの立派な新しい建物です。
御朱印を願いしたところ、「まだ神仏霊場のゴム印ができていませんが、それでもよろしいですか?」とわざわざことわってくださいました。神仏霊場の札所の中でゴム印がないところは少なくないというか、どちらかというかない方が多いですし、ないことの方が普通なんだと思っていたので、神仏霊場への理解があること、そして書き手の方のお心遣いが非常に嬉しかったです。