神仏霊場75 兵庫10番



♦周囲の札所♦

JR姫路駅を起点にバスで一乗寺、広峯神社に行くことができますが、相互のアクセスは良くないため、いったん駅に戻ってバスに乗る必要があります。時刻表をあらかじめ調べておきましょう。

実家が姫路市のお隣りなので「書写山」「圓教寺」という名前には馴染みがあったのですが、初めての訪問。これほど壮大な霊場が近くにあったとは…。機会を見つけて繰り返し訪れたい古刹です。

 三之堂というのは大講堂、食堂、常行堂がコの字型に並ぶ圓教寺の中心的な場所です。「ラストサムライ」もこの三之堂で撮影されました。それぞれが巨大で、精巧な作り。この3つの伽藍に囲まれると、この場所は特別な磁場が発生しているような気がします。

 さらに奥に進むと奥の院もあるのですが、ちょうど修復工事中とのことで参拝することはできませんでした。その他にも和泉式部の歌塚や鐘楼などが広大な境内に位置しています。ぜひぜひ、ゆっくりと時間をかけて参拝してください。

 御朱印は食堂でいただけます。が…。

 実は、西国三十三箇所の御朱印は摩尼殿で、神仏霊場巡拝の道の御朱印は食堂で、ということになっているのですが、それを知らずまず最初にお参りした摩尼殿の中で授与所で御朱印をいただいてしまいました。もちろん、神仏霊場巡拝の道専用の御朱印帳に…。その後、摩尼殿を出て三之堂に向かおうとしたところ、「神仏霊場巡拝の道 御朱印はこちら」と書かれた看板を見つけ、間違えたことに気づきました…。

 特に規模の大きなお寺の場合、複数の御朱印があるのはよくあること。また伽藍ごとに違う御朱印があり、それぞれ別々の霊場巡礼に設定されていることも少なくないのです。神仏霊場巡拝の道の専用御朱印帳にはあらかじめ「神仏霊場」と印刷されてはいるのですが、「神仏霊場の御朱印を願いします」とどの霊場を巡っているのか、伝えないといけませんね…。

 そんなちょっとしたミスもありましたが、広大な境内と壮大な伽藍、これぞ霊場という厳かな雰囲気。どれをとっても大満足でした。