七福神(大黒天,恵比寿神,毘沙門天,寿老人,福禄寿,布袋尊,弁財天)をまつる寺社を巡る七福神巡りは、日本各地にあり、比較的狭い範囲に札所が集まっていることもあり、手軽に回れる霊場として人気です。
大阪の七福神巡りは、十日戎、福娘で有名な今宮戎神社、日本最古の官寺である四天王寺を含む、中央区、浪速区、天王寺区という大阪市の中心街に広がっています。自転車で巡れば2〜3時間程度、地鉄でも半日もあれば巡れます。
今回は七福神めぐりに加え、以前から訪れてみたかった難波八阪神社や一心寺もあわせて参拝してみました。
大阪七福神めぐり
12/02/11
大阪七福神めぐりルート
七福神
B、C、EとGからJの寺社が大阪七福神めぐりの札所です。この7つだけであれば10キロほどの距離なので、徒歩でまわることも可能です。
大国主神社(大黒主)
大黒主(大国神)がまつられています。もともとは敷津松之宮という神社で、その境内に摂末社としてではなく、別の大国主神社が置かれている、ということのようです。
境内には何匹も猫がいます。その内の一匹はとても毛が長く、主のような風格を漂わせていました。
今宮戎神社(恵比寿天)
十日戎で有名な今宮戎神社には、その名の通り、恵比寿天がまつられています。
四天王寺(布袋尊)
四天王寺の石鳥居を抜けた、西大門の手前に布袋堂があります。
三光神社(寿老神)
長久寺(福禄寿)
真田幸村ゆかりの地、真田山公園に隣接しています。
今は完全な鉄筋コンクリートのビルになっており、三門等は薬師寺に移されています。
法案寺(弁財天)
大乗坊(毘沙門天)
ミナミの繁華街、戎橋のすぐ近くにありますが、こじんまりとした境内はとても静かです。
日本橋の電器店やメイドカフェが並ぶ一帯にあります。
御朱印
御朱印をいただくときは、「大阪七福神めぐりの御朱印をお願いします」とお願いしましょう。いずれの寺社もそれ以外の御朱印がありま(右肩の印だけが違う場合もあります)。
専用の御朱印帳はありませんが、色紙や小さな絵馬など、七福神めぐりオリジナルのものもあります。
途中、通天閣や天王寺公園、ミナミや日本橋の繁華街といった大阪の観光スポットを通ります。1日かけるのであれば、そうした途中のスポットにも立ち寄れば、大阪観光を満喫することができると思います。
また、寺社巡り、御朱印収集をメインにするのであれば、四天王寺界隈には本当にたくさんの寺社があります。今回は、モダンな仁王像と骨仏で有名な一心寺、正月(1月)には特別に干支御朱印をいただける生國魂神社なども周りました。