兵庫県朝来市にある竹田城跡。天守閣など、城の建物自体は残っていない城跡ですが、「日本100名城」に選ばれています。一度訪れれば、それも納得。とにかく美しい、絶景です。
デジタル一眼レフを手に入れて、被写体を探して色々と関西のスポットを探していたときに竹田城の存在を初めて知りました。兵庫県民だけど聴いたこともなかったです。こんな素敵なスポットを知らなかったとは損をしてました…。
とにかく絶景なのでいつ訪れても良いのですが、晩秋11月の晴れの日がおすすめ。時間帯は日の出から8時頃までです。ついでに夜は冷え込み、昼から気温が上がるという日がベストです。こうした条件が合うと、雲海に包まれた絶景を見ることができます。その様子はまさに「日本のマチュピチュ」、そして「天空の城」です。
竹田城跡
11/02/15
その絶好のタイミングを見計らって、いつか行こうと思っていたのですが、ある金曜日の昼休み、何気なく天気予報を見ていたら、この条件にぴったりなことに気づき、急きょ週末に行くことにしました。
問題はアクセス。竹田城跡自体はJR播但線の竹田駅が最寄りなのですが、ここから城跡までは山道を約30分登らないといけません。そうすると、いくら天候の条件が合っていても、朝の7時過ぎには竹田駅に到着している必要があります。しかし、大阪駅を始発で出ても乗り換えなどで9時半頃に到着してしまいます。
ということで前日のうちに行けるところまで行ってそこで前泊し、翌日始発で竹田駅に向かうことにしました。20時過ぎ、尼崎駅からタンゴエクスプローラーに乗って福知山駅に。
実はタンゴエクスプローラーは2011年の3月で運行終了とのこと。その前に乗れてよかったです。当日だけど席には余裕があり、問題なく乗車できました。
20時過ぎに福知山駅に到着。全然人がいません…。とりあえずこの日は風呂に入って早めに寝て翌日に備えます。
翌日は朝4時起き。そそくさと準備をして再度福知山駅に向い、始発の電車に乗ります。
始発の電車は3車両なんですが、先頭車両以外は電気がついておらず、知らないと注意が必要。僕はずっと3車両目の前で待っていて、もう少しで乗れないところでした。
福知山駅から山陰本線で和田山駅にこの間、30分ほど誰も乗ってこない。電車独り占めです。
和田山駅に到着したら播但線に乗り換えひと駅、6時半頃に竹田城に到着です。
駅を降りるとまだ薄暗い。そして山を見上げてみると思惑通り!雲海が発生しています。これはテンション上がります!早速、登山道に向かいます。
竹田駅から竹田城跡まではいくつかのコースがあります。時間と体力と相談して選んでください。詳しくは朝来市のサイトの竹田城Q&Aををご覧ください。僕は多少急な上りはあるけれど一番早く到着する駅裏のコースを選びました。
しばらく歩くと登山道の入口に、こんな門が。イノシシ避けでしょうか。
ここから急な坂道が約30分近づきます。途中、2回ほど休憩を挟みました。かなり疲れたけど、木の間の風景を見ると、頑張ろう!というテンションが上がります。
そしていったん車道に出て少し歩くととうとう竹田城跡に到着です!説明不要、写真を御覧ください。
一番感動した眺めは、本丸天守台から見た朝日。山々、雲海、そして太陽が創りだす、本当に息を飲むような美しさでした。この眺めを見ると、早起きして山歩きしたかいがありました。
まだまだ、もっともっとこの美しい眺めを見ていただきたいので、Galleryに写真をアップしていますので、ぜひ御覧ください。